BODとは

Biochemical Oxygen Demand (生物化学的酸素要求量)の略称のことで、水質の汚濁を示す指標の1つです。
水の汚れ(有機物)を微生物が分解するには水中の酸素が必要になります。その分解に必要な酸素量のことをBODといいます。(単位mg/L)

水の汚れが多いと、それを分解する微生物の酸素消費量が多くなり、BODの値は高くなります。水の汚れが少ないきれいな水は、微生物の酸素消費量が少ないので、BODの値は低くなります。

その為、BODは浄化槽放流水の水質判定において重要な指標となっています。

浄化槽法では、一般的な合併処理浄化槽放流水のBODが20mg/L以下、みなし(単独処理)浄化槽放流水のBODが90mg/L以下と定められています

浄化槽の放流水質基準と各排水のBOD量

BOD検査は1日目のDO(溶存酸素)値を測定し、20℃で5日間培養をおこない5日目のDOを測定することでBOD値を算出します。そのため、法定検査の現場では測定することができません。